スマートウォッチのような小型タッチスクリーン端末向けの日本語入力キーボードは、キーやテキストエリアが狭いため、ミスタップの頻発による文字入力速度の低下を招いている。そこで、テンキー部分のキートップを透明にし、背景にテキストエリアを表示する手法を提案。フリックキーボードとテキストエリアの2層のレイヤー構造の導入により、キーとテキストエリアを同時に拡大することができる。既存手法との比較して、文字入力速度・エラー率ともに優れていることが示された。第182回HCI研究会で発表し、学生奨励賞を受賞。修士論文。
実験用システムとして、Androidアプリケーションを実装。Google日本語入力APIを使用して、漢字などの文字変換を行っている。